猫と暮らす
猫専門病院の獣医師が監修した、猫も人も快適なリノベーションマンション
●猫専門病院 Tokyo Cat Specialists
院長 山本 宗伸 先生
日本大学獣医学科外科学研究室卒。東京都出身。授乳期の仔猫を保護したことがきっかけで猫に魅了され、獣医学の道に進む。獣医学生時代から猫医学の知識習得に力を注ぐ。都内猫専門病院で副院長を務めた後、ニューヨークの猫専門病院 Manhattan Cat Specialistsで研修を積む。
国際猫医学会ISFM、日本猫医学会JSFM所属。
猫のストレスを減らす住まいづくりは、人にとっても心地のよい住まいとなります。
動物園などの飼育環境で発展した「環境エンリッチメント」という概念があります。直訳すると環境を豊かにすることですが、猫に当てはめると「猫本来の刺激に満ちた生活」と言うことができます。
ペットとして飼われている猫、特に室内飼い、は安全で食事の心配はないですが、退屈で運動不足になりがちなので、上下運動を促す家の構造、獲物を捕まえる喜びなどを取り入れることが大切です。そのような環境ではないと猫がストレスを感じ問題行動を起こす、ストレスが関係する病気になるなどの恐れがあります。愛猫の健康と長寿のためには環境エンリッチメントを意識することが大切です。その点で今回の物件は、猫の特性を考えた工夫がされており、猫と人が共に健康で楽しく暮らせる空間だと思います。
Example
愛猫がよろこぶ工夫
01
キャットウォーク
部屋を横断するキャットウォークを設置し、室内猫の運動不足対策に。猫が走っても滑りにくいように木材を使用しています。
02
キャットステップ
上下運動が必要な猫のために、キャットウォークとつながる場所にはキャットステップを設けています。
猫の健康を保つのに重要なトイレ環境も考慮。動線上にトイレを設置することを想定した設計になっています。
03
レイアウトを変えられるキャットウォール
壁面の一部には、マグネット脱着式のキャットウォールを設置しており、猫の成長にあわせて、パーツやレイアウトを自由に変えることができます。
04
天然木材のキャットタワー
猫にやさしい天然木材を使用したキャットタワーを設置。タワーの下は麻紐を巻き、猫の爪とぎにしています。
05
猫トンネル
家の中をダイナミックに動き回れる仕掛けを。様子が分かるように窓を設けているので安心です。開閉式の扉を開けば、猫の毛の掃除も簡単。衛生面も考えた仕様になっています。
06
ひんやりする床
室内の一部をタイル貼りに。夏場など暑い時期にはゴロゴロして体を冷やすことができます。
愛猫との暮らしが快適になる工夫
07
猫グッズ収納
猫のエサやトイレグッズなどを収納できるスペースを確保しています。いたずら防止のため、扉付きにしているのもポイント。トイレスペースと一体になったタイプも。
08
キズに強い壁紙
居住スペースを中心に、特殊なフィルム加工でひっかき傷に強いクロスを使用しています。
09
猫の姿が見えるドア
リビングのドアは、すりガラスタイプを採用。ドアの向こうの気配が分かるので、開けた時に猫にぶつかってしまうことがありません。帰宅した時に愛猫の姿が見えたら、癒されること間違いなしです。
※上記仕様は、「猫と暮らす」物件の全てに取り入れているものではございません。