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新しい生活スタイルで、リノベーションマンションはどう変わる?

家で過ごす時間が大幅に増えた「STAY HOME期間」。
働き方を始め、生活の仕方が大きく変わりました。
マルチな役割を求められるようになった、これからの住まいって?
リノベーションのプロである株式会社マイプレイスのスタッフが語ります。

 

Talk Member
STAY HOME期間中のエピソードとともに、メンバーをご紹介。

(左から)佐々木/植家/波田野/村木
(左から)佐々木/植家/波田野/村木

佐々木/リノベーション設計部門のリーダー。

単身一人暮らしでリモートワークが捗るはずが、自宅にある10年前のパソコンのスペックの低さに愕然。1日でモチベーションが下がりました。

 
植家/設計のほか、インテリアも担当。

一度やってみたかった味噌づくりに挑戦。他にもハーブを育て始めたりと、時間ができたことで今までできなかったことを、色々やってみたくなりました。

 
波田野/販売のチームリーダー。

3児のパパ。子どもたちに手作りポテトチップスを作ってあげようとしたところ、スライサーで指を負傷!

 
村木/広報を担当。

普段は混んでいて行きづらいお店や、ちょっと値段がお高めのお店がテイクアウトを始めていて、在宅期間中の楽しみにしていました。
リモートワークは、環境づくりから

― 今回、リモートワークをしてみて、どのような感想を持ちましたか?

植家> まず、パソコンで仕事するスペースを整えるのに、色々捨てたり整理したりして、5日くらいかかりました。ちゃんと環境が整ってしまえば、集中できるようになって、仕事もはかどりましたね。環境づくりって、重要だなと。

 

村木> 私は、ワンルームで、ローテーブルにノートPCを置いて、というスタイルで仕事をしていたんですが、足のしびれが夜中も続く状態になってしまって、病院に行きました。足に負荷がかかる姿勢を長時間続けたことが原因で、リモートワークの弊害と言われました。仕事専用のデスクは必要だと思いましたね。
佐々木> 今回、ネット環境を見直した方が多いのではと思います。ネット回線は、有線LANの時代からはじまって、無線の時代が続いていましたけど、今回のリモートワークで、映像や音声の質が注目されて、有線接続が再度見直されていますよね。その流れに目を向けて、物件づくりに反映していきたいと思っています。
仕切られたスペースがほしい

― お子さんが常に家にいる中で仕事をするのは、すごく大変というパパ・ママが多かったと思いますが、お子さんがいらっしゃる波田野さんはいかがでしたか?

波田野> うちも含め、小さい子がいる社員は、オンラインミーティングが大変でした。常に一緒に映りこんでいる子がいたり、画面を横切ったり。3歳の子が「パパ何やってるの?」と寄ってくるので「会社のお友達だよ」と言っていました。そんなかんじでは、なかなか集中できないですよね。
うちも、パソコンで仕事をしていると、子どもが寄ってくるので、デスク周りにおもちゃが溜まってきておもちゃスペースになっています。
1畳でいいから専用のスペースがほしいと思いました。できれば、子どもの遊ぶ声が気にならないように、防音機能もほしいですね。内側から鍵を掛けられたら完璧です。

 

植家> 子どもがいる友達にリサーチしたところ、3畳くらいでいいから、何にでも使えるようなスペースがほしいと言っていました。子どもがドタバタ遊んでもOKの場所にしたり、干し終わった洗濯物を一時的に置いたり、自分がストレッチしたりとか。閉鎖的にならないように、室内窓をつければ、光も入ってくるし、多少は換気もできるので良いと思います。

 

佐々木> 家族構成やワークスタイルによって、どんなスペースが良いかはそれぞれですが、仕切られている空間をつくりたいと思う方は増えそうですよね。
これからのリビング学習は「集中」がキーワード

― 子どもは、学校や塾で勉強できなくなり、自宅学習の時間が増えました。また、オンライン学習といった新しい勉強方法も出てきて、住まいの役割にも影響を与えたように思いますが、どうでしょうか?

波田野> 「リビング学習」といえば、子どもが勉強している様子を親が見守れる、分からないところをすぐ教えてあげられる、というのがメリットで、当社もリビングにデスクを設けた物件をつくってきましたが、今回のことをきっかけに、少し考えが変わりました。
家で勉強する時間が増えて、オンラインでも勉強するようになって、他の家族が同じ空間の中で違うことをしていたら気が散りますよね。勉強していて、集中できないんじゃないか、というのは思いますね。ちゃんと仕切られている場所が必要なのかなと。スペースの中は、お父さんの書斎としても使えて、子どもの勉強場所としても使えると良いですよね。イメージは、図書館の自習スペースのようなつくりです。

 

村木> 確かに、大人でも集中できなかったりするのに、子どもだとなおさらですね。

 

佐々木> 今回のSTAY HOMEで、一人用のワークブースが売れているようですが、ブースは大人だけでなく、子どもにも良さそうですね。
「こんな感じ」と、佐々木が手描きしました。
「こんな感じ」と、佐々木が手描きしました。
植家> これなら、親が仕事で使ってもいいし、子どもが勉強してもいいし、どちらでも使えるからいいですね。
ブースの中に有孔ボードを貼れば、いろいろ使えそうです。あと壁紙は、色効果を考えて選ぶと良いかも。例えば紺色は、心を落ち着かせて集中力を上げる効果があると言われています。

 

村木> オンラインミーティングの背景に、ごちゃごちゃした家の様子を映したくないっていう声も多いですけど、これならその問題も解決できますね。

 

波田野> 空気がこもることもないし、子どもが勉強している時は、様子を見ることもできて良さそう。ブースだとそこまで場所を取らないので、居住スペースを狭めるのが最小限で済むのも良いですね。
もっと住みやすくできる

― 自宅で過ごす時間が長くなって、住まいについて改めて考える機会になったのではないでしょうか?

植家> 過去に当社の物件を購入いただいたお客様から、「時間があったので家のことを見直してみて、この部分に棚があった方が便利だと思ったので取り付けたいのだけど・・・」といったご相談がありました。他にも、同じようなお問合せが数件あって、この機会に、家をもっと自分が住みやすいようにしたい、という意識が高まったように思います。

 

村木> 私は、ワンルームに住んでいるんですが、空間が一つしかないので、景色がずっと変わらないのは気持ちが下がりました。

 

波田野> ベランダを活用した人、多いですよね。友人宅では、ベランダにテントを張ったら、子どもが大盛り上がりだったと聞きました。

 

植家> 私は夜バルコニーで家飲みしたんですけど、風が気持ちよくて、お酒が進みました。

 

佐々木> バルコニーをセカンドリビングとして利用すれば、空間に広がりが出ますよね。STAY HOMEをきっかけにやってみて、その良さに気付いた人も多いかもしれません。

 

植家> リノベーションでインナーバルコニーをつくるのもいいですよね。雨の日に洗濯物を干す場所という機能面での使い方だけでなく、テーブルとチェアを置いて食事したりお酒を飲んだり、本を読んだり、時にはそこで仕事をしてみてもいいかもしれません。オフィスで仕事するのとは違って、非日常感があり、新しいアイディアが出そうですよね。
私だったら、植物をたくさん置いて、緑を感じるスペースにしたいです。

※建物の内部にあるバルコニー。室内のバルコニー側をタイル張りにしたり、土間をつくったりします。

 

佐々木> 今日出たアイディア、早速取り入れてみたいですね!

 

 

今回、急に起こった暮らし方の変化。当然、戸惑いもあります。
でも、快適な住まいとは何か、改めて考える機会になったことは間違いありません。
私たちは、これからも、リノベーションマンションだからこそ、できることを追求していきます。

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