ここ数年で変貌を遂げた街「大塚」。昔ながらの良さはそのままに、駅前の再開発や、有名リゾートの進出など、新しさが取り入れられ、活性化している街として注目されています。今回ご紹介するリノベーションマンションは、JR大塚駅から徒歩5分、都電荒川線向原駅目の前の立地です。メンズライクなテイストに仕上がっている内装にご注目ください。
物件概要
■所在地 東京都豊島区南大塚
■間取り 1LDK
■専有面積 37.53㎡
■所在階 10階
新しさとレトロが融合する大塚
大塚駅周辺では、「ba01」「ba02」・・・とマークが入っている新しめのビルが目に入ります。「Being&Association」という名前で展開されている再開発プロジェクトで、「ba」とは、その頭文字をとったものだそう。ちなみに「ba01」は、あの有名リゾートが手掛ける、都市観光ホテルです。大塚の楽しさ・美味しさを味わってもらうおうと、街をアテンドするサービスが話題となりました。
街全体に統一性を持たせた大塚の再開発は、新しさだけでないのが魅力です。街が移り変わっても、老舗の飲食店や都電の風景など、昔ながらの下町情緒は健在。古民家10棟を丸ごとリノベーションして飲食店街にするなど、かつての雰囲気も活かした取り組みも注目されています。
大塚から都電向原までの線路沿いは、地元の方がバラを大事に栽培していて、「大塚バラロード」という麗しい名前が付いています。そのバラ越しに都電がのんびりと通る姿は、何ともノスタルジック。通勤にJRを使う方なら、この心落ち着く風景が日常の風景になりますよ。丸の内線「新大塚駅」も徒歩圏内なので、地下鉄を使いたい方にも便利です。
線路沿いなら音が気になるのでは?と思われるかもしれませんが、確かに室内で全く音が聞こえないわけではありません。でも、ガタンゴトンというレトロな音の響きに、個人的には、イヤな印象を受けませんでした。もちろん静かな環境が良いという方もいらっしゃるので、その辺はぜひ現地でお確かめください。
サンシャインシティ方面には、2020年にできたばかりの広い公園があります。カフェレストランを併設しているほか、おしゃれ屋台、ファーマーズマーケットなど、大人も楽しめるスポットです。夕方から夜にかけては、おしゃれ屋台で買ったお酒やフードを片手にくつろぐ人の姿も。都会にいながらも、ちょっとした非日常感を味わうことができますよ。
おしゃれで多目的に使える土間
さて、物件の中をご紹介していきましょう。玄関から入ると、ゆったりとした土間スペースが広がります。モルタル仕上げの床、天井から取り付けられたハンギングバー、ウッドのオープン棚が、無骨な雰囲気を醸し出しています。ハンギングバーには、アウターを掛けられるのはもちろん、グリーンを吊り下げるのも良いですね。
オープン棚は左右に2か所。例えば、片方は靴収納として使い、もう片方は趣味や季節の物など使い分けをしても良さそうです。可動棚なので、置きたい物に合わせて高さが調節可能。思い思いに活用できる使い勝手の良いスペースです。
見た目重視なガラス扉
土間スペースとLDKの仕切りは、ブラックフレームのエッジが効いているガラス扉。玄関から室内が見えてしまいますが、「そんなことより、おしゃれ重視でしょ」と振り切ったデザインになっています。見た目の良さだけではなく、空間に広がりを持たせる効果があるので、開放感のある雰囲気が好きな方にはおすすめですよ。
キリっとしながらも温かいハーグブルー
LDKはダークブルーの壁が特徴的。建具も同じ色合いで統一しています。「ハーグブルー」と言われるこの色は、寒色系のブルーの中に温かみを感じるような藍色で、空間全体に落ち着いた印象をもたせています。
洗面スペースの壁にも、アクセントとしてハーグブルーを採用。置き型の洗面ボウルや、ウッドフレームのミラーともマッチしています。
暮らしが変わる主役級キッチン
そしてLDKの主役とも言えそうなのが、このキッチン。木の温かみとクールなブラックアイアンが融合した、オープンタイプのキッチンです。無垢の木が使われているので、使っているうちに質感が馴染んでくるのも楽しみの一つ。こだわりの素材と、シンプルなミニマルデザイン。こんなキッチンでパパっと料理をつくって振る舞ったら、ゲストは心を掴まれてしまいますね。
さて、オープン棚のキッチンは、物が見えてしまい、ハードルが高いと思う方がいるかもしれません。でも、どうせ見えてしまうなら、器にこだわってみたり、デザイン性のある調理器具を選んでみたり、“見せる”を楽しんでみるのはいかがでしょうか?細かい物は、ボックスに入れてしまえばOKですし、同じ種類のボックスを何個か並べれば、それだけでサマになりますよ。
2面の窓から明るい光が入る洋室
洋室は、LDKの雰囲気とは一変。2面に窓があり、光がたっぷりと入る特徴を活かし、スッキリと爽やかな印象に仕上げました。約5.4畳とコンパクトな広さですが、その明るさと、扉がない収納によって、圧迫感を感じにくい空間になっています。
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実はこの物件、エントランスはオートロックではありません。「どうせオートロックがないなら!」と、アジトのような雰囲気に仕上げてみました。メンズライクな部屋に、新しさと緩さを併せ持つ街。バランスがちょうど良い“今どきハンサム”な暮らしを手に入れてみませんか?