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【キッチンのリノベーション事例5選】
暮らしが楽しくなるキッチン

キッチンが単に料理するだけの場所というのは、もったいないかもしれません。住む人の暮らし方によって、集ったり、仕事をしたり、空間を楽しむ場所だったりと、キッチンは様々な役割を果たすようになっています。今回は、“料理する+α”の工夫や機能がポイントとなっているキッチンのリノベーション事例を集めてみました。

1.コミュニケーションの中心になるステージキッチン

キッチンとダイニングを並べて配置する「ストレートダイニング」。ダイニングに腰掛ける家族と会話をしながら、食事の準備ができます。子どもがいる家庭なら、勉強の見守りもしやすい配置です。

配膳や片付けがラクなのも大きなメリットです。一方で、キッチンに出入りする時、いちいちダイニングテーブルを回り込まないといけない、というデメリットが挙がることも。そこで、回遊性のあるアイランドキッチンを採用し、ダイニングテーブルとは逆側からも出入りできるようにしています。
 

床面は上げてステージのように。高さがある部分に腰掛けたら、キッチンにいる家族と会話が生まれます。ダイニングと逆側の段差を下りると、多目的なラウンジスペースが。キッチンを中心地として、どの位置からもコミュニケーションがとりやすくなっています。気の置けない友人を集めて、ホームパーティーを開きたくなるような、“集う”が楽しくなるキッチンです。

2.ワークスペースとつながるキッチン

キッチン横のスペースに、ちょっとした作業ができるデスクを設けるのは、以前からあるかもしれませんが、ここでキッチン横に設けたのは、“しっかりとした”ワークスペースです。家で仕事をするワークスタイルが浸透してきている昨今、ある程度広さのあるデスクや、集中できる環境など、ワークスペースに快適性が求められるようになってきました。

なぜキッチン横なのか?それは、LDKの中で、意外とこのスペースが一人作業に集中できるスペースだからです。ダイニングやリビングに設けたワークスペースは、コミュニケーションが取れる反面、気が散ってしまいがち。限られたマンションのスペースの中で、“ワークスペースの穴場”とも言えそうなのが、キッチン横なのです。

壁面は落ち着いた木目で、書斎スペースの雰囲気を醸し出しています。また、書類や書籍などもすっきり収納できる戸棚を上部に。いずれも、キッチンとワークスペースをゾーニングする役割も担っています。そして、ゾーン分けはしつつも、「キッチンパネルと木目壁面の境目」、「戸棚の始まり」、「キッチンとデスクの境目」がそれぞれずれている点にもご注目を。キッチンとワークスペースの境目をあいまいにすることで、空間につながりを持たせ、ともすれば一見キッチンには異質な“書斎”を、絶妙に馴染ませています。

3.見渡せるキッチンで、気負わずに空間を楽しむ

細いブラックアイアンのフレームと、ナチュラルなウッドの組み合わせが印象的なキッチン。収納部分がオープンになっており、どこに何があるか一目で見渡すことができます。自分だけでなく、家族も収納について簡単に把握することができれば、家事に参加してもらいやすくなり、負担が一人に集中するのを避けられます。
また、扉がないので、ものをパッと取り出しやすく、サッと片付けしやすいのも利点。一日に何十回とする動作なので、ワンアクションでシンプルにできると、その分、家事の時短につながります。

収納部分がオープンになっていることで、「おしゃれに収納しなくては」と思う方もいるかもしれませんが、それほど気負う必要はありません。例えば、小物などを収納するバスケットやボックスは、同じもので統一すれば、確かに空間がスッキリしますが、必ずしも同じものにこだわる必要はありません。お気に入りのものを配置することで、自分が納得するものに囲まれる満足感を得ることができます。あまり難しいことを考えずに、自分が好きだと思う物を並べてみましょう。

4.自然素材と暮らす、無垢の木のキッチン

木材のもつ温かさや優しさを、日々の暮らしの中で感じることができるのが、無垢の木のキッチンの良さ。家族と一緒に育つかのように、使い始めてからゆっくりと時間を掛けて、味わいのある色合いに変化していくのも、楽しみの一つです。小さい頃から、本物の素材に触れてほしいと考える子育て世代にもおすすめ。

無垢の木というと、お手入れが大変そう、という印象があるかもしれません。でも、ご安心を。この扉に使われている無垢材は、特殊なウレタン加工が施されており、万一、油や調味料が扉にこぼれてしまっても、サッとひと拭きで汚れを落とすことができ、シミにもなりません。

5.「見せる」と「隠す」が絶妙バランスのキッチン収納

お気に入りの食器や調理家電をディスプレイして「見せる収納」を楽しめる背面収納。自分のお気に入りのものに囲まれて家事をするのは、気分が上がりそうですが、アイテムの種類や数が多いキッチンで、全て「見せる収納」にするのは難易度が高いかもしれません。
 

そこで設けたのが、壁で隠れる横向きの収納です。リビングから見ると、この部分は収納の中が見えないので、来客の視線から隠すことができるのがポイント。

“一軍”の食器や調理家電は「見せる収納」へ、お茶やコーヒーなどの飲料やお菓子など細々したものは「隠す収納」へ、といったように、分けて収納すれば、見た目にもスッキリしておしゃれな「見せる収納」をラクに実現できます。

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毎日関わりがあるキッチンだからこそ、単に料理する機能だけでなく、自分らしさを反映させて、心地良い時間を過ごせる場所にしたいですね。

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