家で過ごしていて気分を変えたい、おしゃれなインテリアに囲まれたい。
そんな時、家具を買い替えたり、模様替えをしてみたりするのもよいですが、より手軽なのが、“インテリア小物を空間に足す”ことです。
今回は、マイプレイスのリノベーションプランナー末永が、手頃な価格で手に入るアイテムをアレンジして簡単につくれる、インテリア小物をご紹介します。リノベーションの設計を手掛け、インテリアのコーディネートも行っている末永は、自らもインテリア小物をハンドメイドしていて、自宅には自作のインテリア小物が並んでいるそう。
空間づくりのプロがつくるインテリア小物、作り方を解説していきましょう。
煌めくボタニカルランタン
IKEAのキャンドル用ランタンをアレンジ。ライトチェーンとグリーンをプラスして、温かみがより印象的なアイテムに。ほのかな明かりの中で、リラックスした時間を過ごせそうです。
<用意するもの>
●IKEA:TOPPIG(トッピグ)/ブロックキャンドル用ランタン
●IKEA:GODAFTON(グダフトン)/LEDブロックキャンドル
●IKEA:VISSVASS(ヴィスヴァス)/LEDライトチェーン
●キャンドル用電池・ライトチェーン用電池
●フェイクグリーン①(※写真右:吊るすタイプのもの)
●フェイクグリーン②(※写真左)
<作り方>
1.フェイクグリーン①をランタンの中に入れます。その上に、LEDライトチェーンを入れます。この後キャンドルを入れるので、真ん中に空洞をつくるようにします。
2.LEDキャンドルを入れます。
今回使用したキャンドルは、本体にスイッチが付いているタイプですが、リモコンタイプのものも市販されているので、お好みに合わせて選んでみてください。
3.フェイクグリーン②の高さを適宜調整し、キャンドルの手前に差していきます。この時、ランタンから少しはみ出るように配置すると立体感が出ます。
花を使うと季節感が出てしまったり、バランスが難しかったりしますが、グリーンであれば色合いが統一されているので、複数の種類を組み合わせても失敗がありません。
並べて飾る、洗練ハンギングベース
「自宅でお花を飾りたいけど棚がない」と末永が考えたのが、「長押(なげし)」(※1)に花瓶を吊るす方法でした。使うのは100円均一の店で手軽に手に入るものばかりですが、チープに見えず、映える壁面を演出してくれます。
(※1)和室造作部材のひとつで、水平に取り付けられている木の板のこと。最近では洋室に取付けられることも多く、ハンガーやフックを掛ける収納スペースとして、また、インテリアのディスプレイスペースとしても活用されている。
<用意するもの>
●100均:アンティーク風の小瓶
●100均:ステンレスS字フック(長押の場合は、横ブレしないダブルタイプがおすすめ)
●100均:ボトル小
●100均:ワックスコード(麻紐でも可)
●花・グリーン(今回はフェイクのものを使用しました)
<作り方>
1.ワックスコードを1m程度にカット。小瓶・ボトルの上部に結びつけます。コードを一周して固結びしたら、また一周して後ろ側で固結びします。
コードを結べるように、小瓶やボトルは、くびれのあるものを選んでください。
2.吊るす側は、長さが調節できるように、「とめ結び」をします。(とめ結び・・・紐でブレスレットなどを作る時の結び方)
花瓶に挿す花やグリーンの高さに合わせて位置を調整したいので、コードの長さを変えられるようにしています。
3.花・グリーンの高さを適宜調整し、小瓶やボトルに入れます。1~3を繰り返し、3つの花瓶をつくります。
花瓶に挿す花を選ぶのは、難しく考えなくてOK。好きな花や季節の花を適当に入れてみてください。私は青と白のカスミソウを混ぜるのが好きなので、よくこの組み合わせで飾っています。
4.S字フックを設置し、コードの輪になっている部分を引っ掛けて吊り下げます。3つの花瓶の高さが段違いになるように、高さを調節してください。
インテリア小物をちょっと足すだけで、空間がセンスアップされ、より心地良い時間を過ごすことができます。それがオリジナルのアイテムなら、自分の好きな物に囲まれ、なおさら心が満たされるでしょう。今回ご紹介したのは、手頃な価格で手に入る材料で、簡単にできるものばかり。おうち時間で、楽しくインテリア小物をハンドメイドしてみてはいかがでしょうか。